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成果を出すサイト運営とは? 分析と改善サイクルの継続!

サイト運営の成果を最大化する秘訣とは? 2006年からECサイト運営代行を行うaroundsが、データ分析、ページ最適化、集客、CRM最適化など、成功に導くためのアプローチを徹底解説。効率的かつ効果的なサイト運営のヒントが満載です。

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ツゲ
ツゲ

「サイト運営、出来ていますか?」

コンテンツの更新、お問い合わせ対応、データ分析など、多岐にわたる業務を日々こなしていると、時に「単なる裏方の仕事」と感じることもありますが、サイト運営はサイトの成果を最大化し、お客様との関係性を深めるための非常に重要な役割を担っています。

市場が拡大し競争が激化する中、ただサイトを作るだけでは十分ではありません。成果を出すためには、継続的な改善と最適化が求められます。特にECサイトにおいては、ユーザー体験(UX)全体を通して信頼関係を構築し、再購入やファン化を促す「しくみ化」がLTV(顧客生涯価値)の改善や安定的な運営に繋がります。

この記事では、2006年からECサイト運営代行事業でノウハウを蓄積してきたarounds(アラウンズ)が、どのように考え、サイト運営を行っているのかをご紹介します。成功の鍵となる分析と改善サイクルの継続について、ぜひ参考にしてください。

サイト運営を成功に導くためのアプローチ

サイト運営に必要な業務には、それぞれ専門的な知識やスキルを必要とします。しかし、それだけではユーザーの心に響かず、期待する成果に繋がらないことがあります。

煩雑化しやすいサイト運営において、効率的かつ効果的に成果を出すためには、押さえておくべき本質的な考え方と、具体的な実践。連携体制が重要です。データ分析、ページ最適化、集客最適化、CRM最適化、このサイクルを早く回すことで、サイトのパフォーマンス向上を目指しています。

ユーザーニーズと行動を掴む、データ分析

成果を出すサイト運営には、感覚や経験だけでなく、客観的なデータに基づいた分析と改善が不可欠です。データは、あなたのサイトの現状を映し出す鏡であり、改善の方向性を示す羅針盤となります。

サイトを訪れるユーザーは、様々なデジタル上の足跡を残します。これらのデータを分析することで、ユーザーがサイトに何を求めているのか、どのようにサイトを利用しているのかを具体的に把握できます。データは主に以下の種類に分けられます。

  • アクセス情報

ユーザーがいつ、どこから、どのようなデバイスやブラウザでサイトにアクセスしたか、どのページをどれくらいの時間見たか、最終的に目標とする行動(コンバージョン)に至ったかなどのデータです。アクセス解析ツールで収集されたデータには、ユーザーの年代や性別、居住地などの属性情報も含まれます(推測値含む)。

  • 検索情報

ユーザーがサイトに流入する際に検索したキーワード、検索結果での表示回数やクリック率、平均掲載順位などのデータです。これにより、ユーザーがどのような情報を求めて検索しているのか、どのようなキーワードでサイトが見つけられているのかが分かります。

  • 行動情報

サイト内のページにおいて、ユーザーがどのエリアをよく見ていたか(熟読エリア)、どこをクリックしたか(クリックエリア)、ページのどの深さまでスクロールしたか(スクロールエリア)などのデータです。これはヒートマップツールなどで可視化されることもあります。

これらのデータに加え、競合サイトの動向 や業界全体のトレンド、急上昇している検索キーワードから掴める潜在的な消費者ニーズ、さらには会員情報や購入履歴、WEB接客データなどの顧客管理に関するデータ も、ユーザーを深く理解するための重要な情報源となります。

データ分析について、詳しくは以下の記事をご覧ください。

https://roundabout.arounds.co.jp/column/2025/05/29/data_analysis

コンバージョン率を向上させる、ページ最適化

エンゲージメントや滞在時間、ヒートマップなどのデータ分析に基づいて、「どのページに、どのような課題があるのか」を明確にすることが、最適化の第一歩です。その後、特定された課題に対して、具体的な改善策の仮説を立て修正・改善をします。実行後には、効果測定の結果を分析し、成功した施策はさらに強化し、効果の薄かった施策は見直し、改善策を再検討します。

ページ最適化は一度行ったら終わりではありません。常に変化するユーザーのニーズや検索エンジンのアルゴリズムに対応するため、継続的に分析と改善を繰り返していくことが重要です。

ページ最適化について、詳しくは以下の記事をご覧ください。

https://roundabout.arounds.co.jp/column/2025/05/29/page_optimization

アクセス数を増加させる、集客最適化

集客最適化の第一歩は、現状の集客状況を検索クエリやチャネル別のアクセスデータなどを分析し、「誰に、どこから、どのように集客するのか」という戦略の方向性を定め、ターゲットユーザーに合わせた集客施策を最適化します。集客最適化は、単一の施策で劇的な効果を生むものではなく、複数の施策を組み合わせ、継続的に改善していくことが重要です。

集客最適化について、詳しくは以下の記事をご覧ください。

https://roundabout.arounds.co.jp/column/2025/05/29/attraction_optimization

収益最大化、CRM最適化

Webサイトは、顧客との最初の接点であり、その後の関係性を築く上で非常に重要な役割を担います。しかし、単に情報を発信するだけでなく、顧客データを効果的に管理・活用し、顧客体験(CX)を向上させるための「CRM最適化」が不可欠です。現状の顧客データ管理状況と顧客との関係性を分析し、顧客一人ひとりに最適化された体験を提供することが、CRM最適化の重要なポイントです。CRM最適化は単なる顧客データ管理の効率化ではなく、顧客一人ひとりのニーズに寄り添い、長期的な信頼関係を構築し、最終的にビジネスの成長を加速させるための重要な取り組みです。

CRM最適化について、詳しくは以下の記事をご覧ください。

https://roundabout.arounds.co.jp/column/2025/05/29/crm_optimization

運営代行パートナーとしてのaroundsの強み

多岐にわたるサイト運営業務を外部に委託する場合、パートナー選びが重要になります。

aroundsは、豊富な実績と多様な業務領域への対応力が強みとなります。2006年からWEB・EC領域の支援を行ってきた経験、独自ドメインサイトだけでなく、楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングなどのモール型EC や、様々なカートシステムでの運用実績、そして500社以上の運用実績 に基づくナレッジの蓄積は、迅速かつ的確な施策実行を可能にします。化粧品・コスメ、食品、アパレル、インテリアなど、幅広いジャンルの商材での実績も、商材に合わせた運用提案に繋がります。各業務のプロフェッショナルが在籍していることで、幅広い業務を網羅し、効率的かつリスクケアを実施した運用サポートを提供することができます。

サイト運営の主な業務内容

分析と改善Googleアナリティクスなどの解析ツールでユーザー行動データを「観察」・「分析」し、サイトの目的に対して貢献度が低い部分を特定、「改善案」を決定・実行します。
企画と集客サイト内のリソース(レビュー、ポイントなど)や、メルマガ、SNS、WEB広告などを活用し、対象ユーザーのサイトへの流入増加を図る施策を立案・実行します。集客チャネルごとのデータを分析し、ターゲティングやコンテンツ、導線の最適化を行います。
顧客の管理会員情報や購入情報、WEB接客データを管理し、顧客満足度やロイヤリティ向上を目指します。サイト内の行動や利用状況を分析し、顧客グループに合わせたアプローチ(利用後のフォロー、アップセル・クロスセル促進、休眠顧客への再アプローチなど)を行います。
制作と更新サイトに掲載するコンテンツ(記事、商品など)の制作・更新を行い、検索エンジンやSNSでの表示最適化を図るメンテナンスを行います。バナー作成、テキスト・画像修正、新規商品登録、商品情報更新・修正なども含まれます。
広告管理Google広告、Yahoo広告、Meta広告、LINE広告などのアカウント管理・運用と効果測定を行います。
SNS管理Instagram、X(Twitter)、LINE、Facebookなどのアカウント管理・運用と効果測定を行います。
メルマガ管理メルマガの原稿作成、配信設定、リスト管理と効果測定を行います。
商品管理新規商品の登録、既存商品の更新・修正、商品画像修正などを行います。
受注管理注文確認、修正、ステータス移動、出荷指示、出荷後処理などを行います
問合せ管理問い合わせ確認、レビュー確認、リレーション、問合せ回答、テンプレート作成などを行います。
アライアンス管理倉庫やベンダーなど、サイト運営に関連する外部パートナーとのコミュニケーションと進行管理を行います。
サイト保守ドメインやSSLの更新管理、フロント保守管理など、サイトを安定稼働させるための保守業務です。

コミュニケーションハブとしての役割

サイト運営では、専門知識やリソース不足を補うために複数の外注先を利用することがありますが、その連携が煩雑になり、情報共有の遅れや認識の齟齬が生じやすいという課題があります。

サイト運営に関する豊富な知識と経験を持つパートナーが、各外注先との連携を円滑に進める「コミュニケーションハブ」 として機能することで、クライアントは本来注力すべき業務にリソースを集中させることが可能になります。